瀬戸内の海の幸、中でも珍味とされる商品や、備前の名産品を、できる限り自然のままで皆様の食卓へお届けできるよう、永年に渡って製造方法を研究して参りました。お酒の肴としてだけでなく、食卓の逸品として、ご賞味くださいませ。

○焼きあなご　瀬戸内のあなごは、あまり大きい物は好まれません。小振りで身の引き締まった物が好まれます。祭り寿司には欠かせない食材のひとつです。蒲焼きにしても美味。また、白焼きにして、ワサビ醤油を用いても格別です。小さい物は、天麩羅あるいは甘露に好適。うなぎよりカロリーは少ないですが、栄養は豊富です。

○干しえび　とれたての活エビを、そのまま塩ゆでにして、天日や冷風で乾燥させました。備前の名産品です。皮をむいて、そのままビールやお酒のおつまみに。酢の物にも美味しくいただけます。素麺や煮物のお出しとして、御馳走にしてください。冷蔵庫か缶に入れて保存してください。

○このわた　なまこの腸の塩辛は、日本独特の珍味として「延喜式」（九〇五）に記事が出ています。宮中でも珍重されていたそうです。少量を茶わんに入れ、熱燗の酒をそそいでいただくと、風味豊かな「このわた酒」が出来ます。また、温かい御飯に添えても、美味しくいただけます。

○このこ　江戸中期に備前藩主池田公に献上され、「この世の珍味なり」と賞賛され、高級珍味として名を広めました。一体のなまこからごく少量しかとれず、値打ちは宝石並みと言われています。三杯酢で和え、強精栄養食として、ご病気の方にもおすすめ致します。

○なまこ　なまこの種類は、大きく分けて、「アカ」「アオ」「クロ」の三種類。関西ではアカが、関東ではアオが人気です。大根おろしと三杯酢でお召し上がりになるのが一般的ですが、天麩羅にも良し、お酒に漬けたりしても良し、どうぞお試しあれ。